インプラントとは
インプラントとは、歯が失われた所に人工の歯根を植え込み機能を回復させる方法です。インプラントはチタンでできており、チタンは2~6ヶ月で骨と直接結合する性質があるため、より自然の歯に近いかみ心地と美しい歯を手に入れられる治療法と言えます。
インプラントのメーカーは世界に数百社ありますが、冨永歯科医院ではスイスに本社を置くストローマン社のインプラントを使用しています。世界70カ国以上、500万人の治療に使用されており日本および世界でトップクラスのシェアを誇るメーカーで50年以上にわたる研究開発と充実した 検査体制に裏付けされた信頼できるインプラント製品です。埋入後の、長期に渡る安定性が多くの研究により報告されています。
◯インプラントのメリット
今までの歯がなくなった時の治療方法としては入れ歯やブリッジがあります。これらの治療方法は、かみ心地が悪かったりブリッジした歯に負担をかけてしまいますが、インプラントは天然の歯と同じかみ心地の上に、隣の歯などへの負担がありません。
また、入れ歯は年々合わなくなり作り直す必要もありますが、インプラントでは作り直す必要がありません。
×インプラントのデメリット
保険外治療のため、費用が高額になってしまいます。
医療費控除が適用されます。医療費控除とは所得金額から一定の金額を差し引くもので、控除を受けた金額に応じた所得税が軽減されます。
インプラント治療の流れ
カウンセリング
治療に関してのカウンセリングを行います。カウンセリングを元に治療計画を立て、患者様にしっかりとご説明します。
CT等による精密検査
インプラントを行う場合、骨の強度、大きさなどを正確に検査する必要があります。
インプラント手術
局所麻酔を行い、インプラントの歯根になる部分を埋入します。入院などの必要はなく、翌日から普通に生活していただけます。
・専用のバーで骨を削りインプラントを埋入します
治癒期間
個人差がありますが2~6ヶ月の治癒期間(安静期間)をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合するのを待ちます。
・特殊なキャップでインプラント部は封鎖します。前歯などの審美領域ではここに仮歯を装着します
人工の歯を作製・装着
全体のかみ合わせを整え、表面の色をチェックしながら最終的な被せ物を装着します。
定期検診、メンテナンス
インプラントを長持ちさせるために、定期的にメンテナンスを行っていきます。
よくあるご質問
インプラント治療には、どのくらいの期間がかかりますか?
完全に治療が完了するまでには4ヶ月~1年ほどかかるとお考えください。治療の期間、流れに関しては個々の患者様の生活環境も配慮いたしますのでお気軽にご相談ください。
骨粗しょう症という診断を受けたのですが、インプラント治療は可能ですか?
基本的には問題ありませんが、服薬状況によっては外科処置を避けねばならない患者様もいらっしゃいます。
その場合は医科の主治医の先生とご相談させていただくこともございます。
インプラントを使用できる年数は、どのくらいでしょうか?
定期検診などでメンテナンスが行き届いていれば数十年持つ事は証明されています。ただし、インプラント周囲炎と言って天然歯と同様に歯周病にはなりますので日々のブラッシングは欠かせません。
インプラントの手術は痛くないですか?
普通の歯科治療と同様、麻酔をかけて行いますので術中に痛みはありません。術後の疼痛や腫れは抜歯と同程度です。
インプラントを骨に入れることで何か体に影響はありますか?
チタンの性質は腐食せず、体になじみ拒絶反応を起こしにくいものです。体に悪い影響はありません。